ご多分にもれず、昨年から深刻化した断熱材不足のあおりを受けており
「工事が進まないよ」「工期が間に合わない」など現場からの声が大きくなっています。
そしてそれぞれの工事担当者は色んな手を使って、断熱材の分捕り合戦を続けている建築現場状況です。
ご存知の通り、そもそも省エネにつながる住宅のリフォームや新築を後押しする政府の「住宅エコポイント」の余波で、断熱材のグラスウールが不足しているなか、ロックウール、押し出し発泡ポリスチレン、そして現場吹き付け発泡の断熱材全般にまで波及してきているものです。
そんな建設業界の混乱を受け、経済産業省は硝子繊維協会にグラスウールの増産を要請したり、国交省もハウスメーカーの業界団体にグラスウールを不当に買い占めないように要請したり、輸入断熱材の流通を促進したりと関係部署でも応急措置に追われているようです。
永く冷え込んだ経済状況の中で住宅建設促進の政策が、その受け皿企業たちの混乱や建築主のあらぬ不安を生むことになっているのも何とも皮肉なものです。
幸い当社の現場は工事関係者の奮闘もあり何とか遅れながらも確保ができ、ひとまずは胸を撫で下ろしているところですが。。。
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