埼玉県入間市内に建つ「武蔵豊岡教会」は当市歴史上極めて貴重な文化遺産であるものの、隣接道路の拡幅計画に伴い原型を留められない危機に瀕しており、まさに保存運動の渦中にあります。
教会はアメリカ人建築家ヴォーリズ氏の設計で1923年(大正12年)に竣工しました。
全体的に簡素なデザインであるものの八角形の尖塔がひときわ印象的で遠くからでも目を惹いています。
内部は木部と漆喰のコントラストが美しくその魅力を保っています。
当初設計は天井を吹抜け(見出し)にする意向があったが和的なる格天井に変わっていったと言う、まさに日本ならではの西洋建築と評価されています。
日本の各地で建物保存にかかる綱引きが行われているなか、保存意義の理解が拡がることを強く望むところです。
- http://atkeino.blog91.fc2.com/tb.php/167-49e626a7
トラックバック
コメントの投稿