月に一度、栃木県内の建築家仲間で行っている勉強会に昨晩参加しました。
今回のテーマは「大谷石」です。
講師としてお招きしたのは
大谷地区で採掘加工をしている(有)高橋祐知商店および商品開発・販売をしている(有)カネホンの社長・高橋卓 氏です。普段から大谷石に魅力を感じてご提案して使っておりますが、レクチャーは大谷石に関わる技術的なことはもちろん改めて一から再確認するとても良い機会となりました。
ここ宇都宮・大谷地区の歴史は大谷石の歴史と大いにリンクしており,言うまでも無く「大谷石文化」の町と言えます。大谷石産業のピークとなった昭和40年後半には100社を超える採掘業者も今ではわずか10社となったものの頑張っています。聞くところによると埋蔵量はまだまだ豊富にあるものの産業として成り立つ量から判断すると後50~60年程度だろうとのことです。驚きました。
そんな話を伺うと、はたして積極的に使うことがいいのかどうか複雑な心境ですが
少なくても現在ある大谷石を使った建物を大切に受け繋いでいくことが求められていることは明白です。
大谷石建築物を保存・活用をしていくための技術的、法体系など課題は多いものの今我々がその責任を担う次代にいることだけは間違いないと感じています。
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