2月、スペインに行ってきました。
なかなか行けない海外ですが、思い切って早くから予約して何とかスケジュール調整し実現しました。
1週間の短い旅行でしたが、友人と三人でスペイン各地を廻ってきました。
なかでも、以前からどうしても見たい建物がありまして感動と共に見学することができ本当に良かったです。
それは
バルセロナにある「バルセロナパビリオン」です。
なかなか一般には知られていませんが、私達建築家には聖地?のような建物で大好きな建物です。

近代建築の三大巨匠といわれる、ドイツ人建築家ミース・ファン・デル・ローエ( Mies van der Rohe)が設計した傑作です。1928年にバルセロナ万博のドイツ館とした設計されたましたが後に一度解体されました。しかし設計者ミースの生誕100年を記念として、1986年に当時と同じ場所に再現されました。この建物はその美しいデザインから、20世紀最も美しい建築物とも言われ近代建築の先駆けとも言われています。
まだゴシックやビクトリアン建築が主流の頃に良くぞシンプルにデザインしたなってあらためて感じ入りました。
石とガラスで構成された平面、水平の屋根、十字の構造柱・・・
壁に沿って誘導され流れる空間・・・
写真でしか知らなかった空間体験は私にとって想像以上に刺激的でした。
今でも参考にすべき、やはり傑作ですね。


- http://atkeino.blog91.fc2.com/tb.php/272-713e2e7f
トラックバック
コメントの投稿