2月9日、17日にOSM整形外科内科の建物基礎となる鉄筋コンクリートの
配筋検査と型枠検査を行いました。

(OSM整形外科内科 模型)
主に以下の箇所を確認しました。
・鉄筋径、本数、配置間隔
・鉄筋継ぎ手、補強部分の定着長さ
・型枠と鉄筋との離れ(コンクリートのかぶり厚)
・アンカーボルトの本数、設置高さ、通り
配筋検査は施工会社、設計事務所、構造設計者、瑕疵担保保険(第三者機関)
の順で、4段階のチェックを行いました。

(瑕疵担保保険の検査状況:是正事項は特にありませんでした)
建築でよく使用される鉄筋コンクリートは、互いの弱点を補い合う合理的な組み合わせです。
鉄筋
・圧縮力に弱いが、引張力に強い(伸びて力に対抗する)
・空気中では酸化する(錆びる)
・熱に弱い
コンクリート
・圧縮力に強いが、引張力に弱い(硬いがゆえに壊れやすい)
・アルカリ性のため鉄筋が酸化しにくい(錆びにくい)
・熱を伝えにくい
ただし、この相互補完の性能も検査で確認する各数値が、きちんと守られていなければ
発揮できません。 従ってコンクリートを打つ前に、正しく配置されているかどうかを
確認する検査は重要なのです。

それにしても鉄筋を1本ずつ針金(結束線)で固定する等、手作業が多いのは
建築工事の特徴です。
例えば19世紀に発明された鉄筋コンクリートの作業内容は現在まで(100年以上!)
ほぼ変わらないのです。 …職人さん、お疲れ様でした! SEO
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